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社会人養成大学などは学生募集に苦しむ

一九九二年(平成四年)にピークの二百五万人を記録した十八歳人口は、二〇〇〇年には百五十一万人に減少し、さらに二〇〇九年には百二十万人にまで下降すると予測されている。大学進学率が変わらないとすれば二〇〇七年には、大学志願者と大学の定員が同じ数になり、大学受験を受けさえすれば全員が合格でき、大学もすべて定員が埋まって、めでたしめでたしという勘定である。しかし、そうは問屋が卸さない。少子化が進行しても研究者、高級技術者養成大学には相変わらず志願者が殺到し、落ちれば浪人して再挙を期する者も変わらずにいるはずだ。難関大学の倍率が高い分、入試難易度の低い大学にツケが回ってきて、よき社会人養成大学などは学生募集に苦しむであろう。

難関私立校受験を目的とする個別指導塾

難関私立校受験を目的とする個別指導塾や大手有名個別指導塾が最近の流行に便乗して設立した個別指導塾は事情が違います。学力試験の問題レベルも高く、一般教養試験まで課すところもあります。参考までに、ある有名なフランチャイズ経営の個別指導塾の採用試験を受けたところ、英語や国語は問題ないものの数学はほぼゼロ点に近かったのです。お恥ずかしい話ですので言い訳をしますと、学生時代の専門が国際関係学で数学を勉強する機会がなくなったことと、個別指導塾では一教科か二教科の高レベルな指導が要求されていたので、数学はきれいさっぱり忘れてしまいました。しかし個別指導塾では一人の講師がほぼ全ての科目を指導できることが要求されます。効率がいいからです。そういうわけで英語、数学、国語という基本三教科の学力テストが実施されます。
→http://yotsuyagakuin-kobetsu.com/

クラス分けは予備校の重要な商品のひとつ

あまり知られていないが、クラス分けは予備校の重要な商品のひとつである。予備校でのクラス分けは、単純な学力別クラス分けからはじまった。なにせ予備校にはさまざまな高校から生徒が集まってくるので、学力的にはトップとボトムでは大きな差があり、学力別にクラスを編成しなければ授業にならないのである。その後、このクラス分けは文理分けクラス、目標大学別クラスへと発展する。目標大学別クラスとは、たとえば東大進学クラス、早慶大進学クラス、関関同立大進学クラスなどである。生徒は自分が志望している大学のクラスに入ると、なんとなく合格に近づく気がするらしい。だから予備校がこういったクラスを設置することは生徒募集上、必須なのである。しかし、誰でも気がつくように、その大学の出題傾向に沿った授業などというものはなかなか難しいものだし、そういう授業が正しいのかというと疑問も出てくるであろう。ましてや早慶大クラスなどは学部別出題なので、傾向を一括して教えることなど困難であるし、せいぜいそのクラスの構成員の学力レベル(難易レベル)が近いといった意味合いぐらいしかない。いわんや関関同立大クラスにおいてをやである。しかし、集客目的で予備校はこういう商品をつくらざるを得ない。

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